恐怖のインド旅行
今日は治療の話ではないのですが、どちらかというと治療を受ける側になったお話をしようと思います。
時はそうとう遡り、僕が高校生だった頃の話です。
その時はなぜか家族でインドに行くぞという話になって、まだアイデンティティも確立していない僕は言われるがままにインド旅行をすることになりました。
インドに向かう機内で、カレーを食べた記憶があります。
インドに行けばいくらでもカレーなんて食べられるんだから、わざわざ機内で食べなくても・・・とその時はまだ思っていました。
空港に着くと、日本とは全くちがう匂いが立ち込めていました。国全体が香辛料の匂いで覆われているようでした。しかも、日本とは桁違いの湿度の高さで、歩くだけで体にモアッとした湿気がまとわりつき、サウナ状態です。
「あぁ、すごいとこ来ちゃったな~💦」と心の中で呟き、これからの旅行が前途多難であることを十分予感させるものでした。
インドに着いてから三日目に、ぼくのお腹は様子がおかしくなりました。
朝はホテルでトーストしか食べていないのに、食べた直後から即トイレを繰り返し、昼間どこに出かけようが、突然激烈の腹痛が僕に容赦なく襲いかかってきます。
土産屋さんで、象牙の置物を見てるときにもよおしたときは、店の人にトイレをかしてくれとお願いすると、店の奥に案内され、ホッと一息して扉を閉めると真っ暗で何も見えなくなり、便器の位置さえよくわからなくなりました。
そのころはちょうど多感な時期でもあり、扉を開けっぴろげで用を足すなんて、とても出来ず、今にも決壊しそうな僕の門を必死で閉めたまま、その場を後にしました。
遺跡を見に行ったときにも、突然ギュリュリュリュッとはじまり、ここにはトイレなんか見当たらないなあと思いながら、係の人にお腹を押さえながら聞くと、ここいいよって案内されたところが、まさに遺跡でトイレとして使われていたとおぼしき地面に若干掘られた穴でした・・・(*_*;
「こ、ここで?!」
しかもそこは少し高い位置にあったのですが、下を観光客がぞろぞろ歩いているという状態。
でも、背に腹は代えられないと思い、その穴に投下し、お尻を拭いたティシュをそこに置いてきました。
何日経っても僕の下痢は一向に治らず、むしろ悪化していきました。
そんな時、ガイドの方に町の医者と思われるところに連れていかれました。
その怪しげなところに入ると、髭モジャの仙人みたいな人が出てきて、そこに寝ろと言われました。
お腹を触診して、いろいろ触診して、それだけでした。薬は出なかったと思います。
今思えば、それがインドの伝統医学、アーユルヴェーダだったのかもしれないですし、そうじゃなかったのかもしれない。
一つ言えることは、僕の下痢には、何の効果もなく、引き続き、下痢をし続ける毎日でした・・・。
後編へつづく。
時はそうとう遡り、僕が高校生だった頃の話です。
その時はなぜか家族でインドに行くぞという話になって、まだアイデンティティも確立していない僕は言われるがままにインド旅行をすることになりました。
インドに向かう機内で、カレーを食べた記憶があります。
インドに行けばいくらでもカレーなんて食べられるんだから、わざわざ機内で食べなくても・・・とその時はまだ思っていました。
空港に着くと、日本とは全くちがう匂いが立ち込めていました。国全体が香辛料の匂いで覆われているようでした。しかも、日本とは桁違いの湿度の高さで、歩くだけで体にモアッとした湿気がまとわりつき、サウナ状態です。
「あぁ、すごいとこ来ちゃったな~💦」と心の中で呟き、これからの旅行が前途多難であることを十分予感させるものでした。
インドに着いてから三日目に、ぼくのお腹は様子がおかしくなりました。
朝はホテルでトーストしか食べていないのに、食べた直後から即トイレを繰り返し、昼間どこに出かけようが、突然激烈の腹痛が僕に容赦なく襲いかかってきます。
土産屋さんで、象牙の置物を見てるときにもよおしたときは、店の人にトイレをかしてくれとお願いすると、店の奥に案内され、ホッと一息して扉を閉めると真っ暗で何も見えなくなり、便器の位置さえよくわからなくなりました。
そのころはちょうど多感な時期でもあり、扉を開けっぴろげで用を足すなんて、とても出来ず、今にも決壊しそうな僕の門を必死で閉めたまま、その場を後にしました。
遺跡を見に行ったときにも、突然ギュリュリュリュッとはじまり、ここにはトイレなんか見当たらないなあと思いながら、係の人にお腹を押さえながら聞くと、ここいいよって案内されたところが、まさに遺跡でトイレとして使われていたとおぼしき地面に若干掘られた穴でした・・・(*_*;
「こ、ここで?!」
しかもそこは少し高い位置にあったのですが、下を観光客がぞろぞろ歩いているという状態。
でも、背に腹は代えられないと思い、その穴に投下し、お尻を拭いたティシュをそこに置いてきました。
何日経っても僕の下痢は一向に治らず、むしろ悪化していきました。
そんな時、ガイドの方に町の医者と思われるところに連れていかれました。
その怪しげなところに入ると、髭モジャの仙人みたいな人が出てきて、そこに寝ろと言われました。
お腹を触診して、いろいろ触診して、それだけでした。薬は出なかったと思います。
今思えば、それがインドの伝統医学、アーユルヴェーダだったのかもしれないですし、そうじゃなかったのかもしれない。
一つ言えることは、僕の下痢には、何の効果もなく、引き続き、下痢をし続ける毎日でした・・・。
後編へつづく。
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