熟睡できない、朝スッキリ起きられない睡眠障害

当院の患者さんにも意外と多いのが睡眠障害です。

なかなか寝付けなかったり、寝ても途中で目覚めてしまい、朝まで熟睡できなかったり、目覚ましを何個もかけているのに中々スッキリ起きられなかったり...

その原因はもちろんいくつも考えられます。

精神的な悩みを抱えていれば、寝る時にもつい色々考えてしまい、寝られなくなります。

また、デスクワークなどで首肩背中がカチカチに凝っていても、交感神経と副交感神経の切り替えが上手くいかなくなり、昼間仕事をしたり起きている時に優位に働いている交感神経が、寝なければいけない時にも働いてしまい眠れなくなります。

でも、上記の理由以外にも原因となるものがあるんです。

実はその原因の一つに、寝る前の糖質のとりすぎが引き起こす、血糖値の乱高下があるのです。

通常血糖値は、食事をとるとゆるやかに上昇し、食後2~3時間をかけて糖は脳や筋肉など体中のエネルギー源となり消費されます。その後睡眠に入るとそのまま低い値をキープします。

しかし、寝る前に

・山盛りのご飯🍚

・甘いもの🍰🍫

・アルコール🍷🍶

など、糖質を摂りすぎることにより、睡眠中脳や体は休んでいるので糖が消費されず、血糖値が急

上昇します➡そこで体は血糖値を抑えようと大量にインスリンを分泌します➡今度は血糖値が下

がりすぎると命の危険があるため、下がりすぎた血糖をあげようと大量のアドレナリンが分泌され

ます・・・

といった具合に、インスリンとアドレナリンの大量分泌による血糖値の上げ下げが睡眠中ずっと繰り返され、体は寝ているはずなのに長時間全力疾走しているような負担がかかり続けているのです💦

そのため熟睡できなかったり、睡眠時間をしっかりとっているにもかかわらず、朝スッキリ起きられなくなるのです。

この血糖値の乱高下が起きているかのチェック項目として以下のものがあります。

①歯ぎしりや歯を食いしばる

②たくさん寝汗をかく

③怖い夢をみる

①は、アドレナリンが出ていると筋肉を緊張させて体をこわばらせます。
②は、アドレナリンにより緊張状態をつくっています。
③は、アドレナリンが出ていると夢にリアルさが増します。

一つでも当てはまった方は、血糖値の乱高下が起きている可能性があります!

これを防ぐ方法として、酢酸があります。

酢酸は胃の動きを弱めて、消化を遅らせ、糖の吸収を緩やかにすることにより、血糖値の急上昇を抑えてくれるのです。

なので、どうしても食事を夜遅くにとらざるを得ない方は、夕食前にリンゴ酢を飲むことをおすすめします(*^^*)

リンゴ酢ドリンクの作り方

リンゴ酢大さじ1杯+水大さじ5杯 合計90ml

どうぞお試しあれ~(^O^)/

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